「あっ、この曲なら知ってる!」
ピアノ曲をよく知らない人でもそう言うほど、
ベートーヴェンソナタの中でも
人気の高い、「月光ソナタ」です。
しかしこれは作曲者が付けた名ではなく、
後に詩人のレルシュターブが第1楽章について
「ルツェルン湖の月光の波に浮かぶ小舟のよう」
とコメントしたことが名前の発端になりました。
ベートーヴェンはこの曲を、
ピアノソナタ13番とともに、
「幻想曲風に」と名付けています。
高貴な身分の女性ばかりを
恋したというベートーヴェンは、
この曲を17歳の弟子の
ジュリエッタ・グイチャルディ伯爵令嬢に捧げました。
この曲を初めて弾いたのは、
高校の時のピアノのテスト。
最近ベートーヴェンから
遠ざかっていたので、
久しぶりにまた弾きたくなりました。
新しい曲をする時間もなかなか取れず、
昔やったものを・・・
と引っ張り出したのがこれです。
やはり、ベートーヴェンは素晴らしい、
不滅だ!!と再確認しております。
幻想的な1楽章に始まり、
スケルツォ風な2楽章、
激情が迸る終楽章。
誰にでも分かりやすく、
芸術的にも完璧な
このソナタをお楽しみいただけたら幸いです。
ヴァラーシュタイン・西原典恵
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